毎朝体重計に乗ってグラフの線を引く。
EASY DIET体重グラフの実践で必要なのはこれだけです。
逆にいますと、これ以外のことはする必要がなく、余計なことをするとかえって逆効果となりかねません。
ポイントは「簡単に、正直に」です。
1.手書きでOK(定規は不要)
EASY DIETを始めると、毎朝、グラフの線を2本(体重のみの場合は1本だけ)引くことになります。
長さは1~2cmといったところでしょうか。
几帳面な性格の方も、ここはぜひ手書きでいきましょう。
例として同じような折れ線を2本描いてみました。上が手書き、下が定規です。
そりゃあ確かに定規を使うと真っすぐな線を引けますが、私たちの目的はきれいなグラフを作ることではありません。学会の発表資料じゃないですからね。
自分の体重を適正値に戻し、維持することが目的です。
グラフの線が歪んでいようとも、1か月のスパンで体重の推移がわかればじゅうぶんです。
へたにキッチリとした線を引いたりすると、後々めんどうな思いをすることになります。
朝は何かと忙しいもの。出勤準備に手間取って時間がないときもあるでしょう。
体重計に乗ったとき、そこに定規が見当たらなかったらどうしますか?
2.行事やイベントなどのメモは不要
体重の増減に影響するできごとやイベントなどがあるといっしょにメモしておきたくなります。代表的なものが飲み会やコンパですね。
「飲み会でビールをジョッキで2杯飲んだ」「テレビを見ながらポテチをひと袋開けてしまった」「いつもより長距離のジョギングをした」等々。
体重との因果関係を知るための記録になるでしょうが、はっきりいって面倒なだけです。
EASY DIET体重グラフの場合は最初から記入欄は設けていません。
実は私が自分用に使っていた原型バージョンではコメント欄を付けていました。
上の例にあるように、飲み会のイベントや暴飲暴食の反省などをメモしていたんですが、すぐに使わなくなりましたね。
実践中は意識がダイエット志向になっていますから、体重の増減(特に増えた場合)について、なぜそうなったのかが分かるようになります。
毎日、自然に前日までの行動を振り返るように意識が変わりますので、記入したところで「それで何?」というもんです。
コメント欄は面倒なだけ、いりません。
3.1日1回でじゅうぶん
朝夕の2回測定するというのもありますが、EASY DIET体重グラフは朝の1回のみです。
実際に毎日測ってみるとわかりますが、夜の体重はあてになりません。
たまたま食事をとるタイミングが遅くなった、その日は身体を動かす仕事だったなど、不確定要素が多いです。
一方、朝の起床後というのは夜中の睡眠で身体がリセットされた後ですし、まだ食事も運動もしていない状態ですから、いちばん安定しています。
朝夕の体重増減よりも1か月間をとおしての体重の推移が分かればじゅうぶんです。
そもそも1日に2回も記録するなんてめんどくさいですからね。
よけいな手間を省くことが継続のコツです。
夜の測定はいりません。
4.正直に書く
ご家族など同居人のいる場合など、体重グラフは皆の目につくところに置いておくことで、「見られている」という意識が働いてダイエット効果が上がります。
かといってズルをしてはいけません。
毎日測定してみるとわかりますが、体重っていとも簡単に増減します(とくに増える方(^^;))。
やはり上向きのグラフ線を引くのは抵抗があるものですが、見栄を張ってウソを書いてはいけません。
イヤでも正直に書きましょう。
この「嫌だなあ」感がダイエットモチベーションにつながるのです。
実はこれ、お一人で実践する場合も同じです。
不思議なもので、自分のためにやっていることなのに、なぜが数字をごまかしたくなるんですよ。
私も今でこそ堂々と洗面所に置いていますが、最初は家族に見られないよう、ひとり隠れてやっていました。
それでも体重が増えたときは、何といいますか、だれに見られるというものでもないのに恥ずかしいような感じなんですよ。
それと悔しさですね。せっかく効果が出ていたのにもったいないという感じ。
でもそこは正直に行きましょう。
下向きのグラフを作るのが目標ですが、目的は本当の体重の適正化ですからね。
5.長い目で見ていきましょう
上に書きましたように体重は簡単に上下します。
今日500g減ったと喜んでいても、明日になったら元に戻っていたりとか。
食事の前後でもはっきりと変化します。
上向きのグラフを書くときに、「しまった」と思うのは大切なのですが、あまり深刻にならないようにしましょう。
1週間、10日と続けていくとわかりますが、1日ごとに上下の変動はあったとしても、全体では下がり傾向になっていればOKですので。
6.停滞しても気にしない
特に初めてダイエットに取り組んだ人に多く見られることですが、まじめにダイエットを継続していても停滞するときが来るかと思います。
最初は順調に減っていたのに、ある時期から変わらなくなった。
いつのどおりの生活をキープしているのにどうしてだろう・・・。
これはごく自然なことですからご安心ください。
言うなれば1つ上のステージに上がったようなものです。
(詳しくはこちら → 「停滞してもOK!停滞はダイエット効果の証し」)
しなくてもよいことはしない
繰り返しになりますが、ダイエットを継続させるためにはできる限り手間を省くこと。
「しなければならない」というよりは「しなくてもよいことはしない」。
完璧主義は必要ありません。
それから、長い目で取り組むこと。
生涯健康な身体でいることが目的です。適切な体重を維持することの目的もそこにあります。
体重が増えた・減った・停滞したで、一喜一憂するのもほどほどにしておきましょう。